屋根塗装と外壁塗装とでは、なにか違うのか?

屋根の塗装は傷むのが早いです。

それが何故なのか。。。

 

写真はコロニアル屋根の

高圧洗浄の様子ですが

苔を洗い流すと白っぽい地肌が

出てきました。

 

黒だったはずの屋根が築10年もすると

旧い塗膜が蝕まれるかのように

苔の生えた部分から白くなります。

長持ちしない理由が、ここにあります。

 

白いところはセメントの地肌で、表面にコーティングのない状態なので

どうしても液体を吸い込み易いんですね

この状態のコロニアル屋根に下塗り(シーラー)×1回、上塗り×2回では

吸い込まれるばかりで膜厚不足となってしまいます。

 

ハウジングライフのおすすめは

下塗り(シーラー)×1回、中塗り(フィラー)※×1回、上塗り×2回の

4回塗布で、特に中塗りの段階でキッチリ吸い込みを止めなければ

どれだけ高価な上塗りでも(むしろ高価なほど)ムダになります。

 

ウレタンでダメならシリコン、更にはフッソ?無機?

材料代が5倍になっても、いいとこ2~3年しか変わりませんが

キッチリ吸い込みを止めれば、同じ上塗り材でも4~5年長持ちします。

 

※フィラー材:厚い膜で素材を保護し吸い込みを止める下塗り材のひとつ

       対してシーラーは新規塗膜を剥がれにくくする接着剤

これはシーラーを塗った直後です。

 

サーッと浸み込んでいってます。

この上に上塗り材を塗っても

吸い込まれる分が多く

塗膜が薄くなってしまいます。

中塗りとしてフィラーを塗っています。

 

元は黒だった屋根が厚い塗膜で覆われて

真っ白になりました。

こうしてキッチリ吸い込みを止めます。

その上に上塗りを2回塗ります。

 

シリコンが入った塗料は多数ありますが

当社は、少し値は張っても

ミズタニ社の

パワーシリコンマイルドをお奨めしています。

触ると一発でわかるのですがツルツル度合いが

他の材料とは全く違います。

塗った後に乗っかると滑って怖いです。

本当は成分等で明確に説明できればいいのですが、メーカーは教えないんですよね。

もどかしいかぎりです。